体脂肪率はどうでもいい

3月からの自粛営業も、愛知県は新型コロナウイルスの大騒動が落ち着いてきたこともあり、徐々に緩和している。ということで、JKFでは独自の緩和スケジュールを組んだ。

image-体脂肪率はどうでもいい - JKF池下

6月からミット打ちを1Rだけ解禁。久しぶりのミット持ちを3日連続でやったら、翌日には筋肉痛がひどく、1日中大人しくする羽目に。自らに課しているキックボクシングと自重トレーニングのメニューも変わらずにやったおかげで、身体に相当な負荷をかけられたようだ。

ミット持ちの効用の高さを改めて再確認できてよかった。ミットは、打つのはもちろん、持つのも大変有用なトレーニングになるのである。

3日目の仕事終わりには、結構いい感じで仕上がった。この日は77.1kg。2015年までの現役時代の通常体重76kgよりも少し重くなっただけなのに、筋肉量は明らかに増えている。

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体脂肪率はどうでもいい

体脂肪率はどうでもいいので計っていない。

人それぞれに適切な体脂肪率がある。あくまで一つの指標であって、数字だけを鵜呑みにするのは危険だと個人的には感じている。

身体に関しては、数字よりも感覚で決めるようにしている。自分の身体と対話するのだ。ストレッチをする際も、前回ストレッチを行ったときと今回との微細な違いを感じ取りたい。「今日は股関節がちょっと痛いな」「右の腰に違和感があるかも」というような感じで、 自分の身体と対話するのだ。

体重も数字だけを追う必要はない。体重別のスポーツ選手にとっては、体重という数字は、試合ができるかどうかに直結してくるので非常に重要だ。しかし一般人にとっては、あくまで数字は指標に過ぎない。体重を落とすことのみに気をとらわれていると、不健康になってしまうから要注意である。たとえば、炭水化物や脂質を完全カットする極端な食事制限は、栄養失調による体重減で日常生活に支障をきたす。厚着をしての炎天下のランニングなど、一般人にはほとんど意味をなさない。汗によって身体の水分量が減ったことで、体重が落ちているだけだからだ。下手をすると命に関わりかねない。

楽しく、面白い人生を

私は人生を楽しく、面白く生き切りたい。詳細にカロリー計算することなどは、引退してから止めた。もう76kgから70kgジャストで分銅式の体重計に乗る必要もないからだ。そしてそれは、当時は楽しむつもりでやっていたけれど、やはり冷静になってみるととても辛いことだった(笑)

現役時代は試合に勝つために生きてきた。しかし今は、もう相手を打ち倒す必要はない。粛々と自分と戦い続けていればよい。そして、健康的なスタイルを維持できていればよい。「佐藤さん、引退してもイイ身体してますね」と女性から褒めてもらえるだけで、私はもう胸いっぱいなのである。「スポーツやってる男は、筋肉褒めてるだけで落とせます」理論というのがある。どうぞお試しあれ!

私は、身体が欲しているものを、身体と対話して食べることを心がけている。肉を欲すれば肉を食べ、野菜を欲すれば野菜を食べ、 魚を欲すれば魚を食べ、ケーキを欲すればケーキを食べる。

肉を多めに食べる時期がある程度続くと、肉をあまり欲しなくなる。そういうときにラーメンを食べに行くと、チャーシュー多しではなく、メンマやネギ多しに変えたりしている。ラーメンを食べるという軸はブレないけれど、その内容は小さな差だが常にアレンジしている。

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この食べ物は、(自分にとって)死んでいるのか生きているのかを考えるようにしている。自分の中で死んだ食べ物は、「これは人間の食べる物ではない」と思っている。とはいえ、年に数回は、(自分にとって)死んだ食べ物を食べることもある。まったく食べないわけではない。たまには食べる。

そして、生きた食べ物の有り難みに合掌するのである。「身体にいいものとは即ち、おいしく感じるものだ」と、個人的には考えている。

気をつけたいのは、身体がおいしく感じる食べ物と、中毒になっている食べ物とは、似て非なるものだということ。そこはまあ何というか、健康的な身体、スタイルのいい人の食生活を真似するといいかもしれない。

明るく生こまい
佐藤嘉洋