サミュエル・ベケット作『ゴドーを待ちながら』

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『ゴドーを待ちながら』を2年弱かけてようやく読了。
ストーリーは、二人の意味不明の男が『ゴドー』という意味不明の人物を木の下で待ち、ああでもないこうでもないと意味不明の話をしながらひたすら待ち続けるというもの。
途中、意味不明の2人組(1匹?)が出てきて、結局最後まで意味不明。
ゴドーの使いだという少年も、記憶が混濁していて意味不明。

とにかく意味不明なのである。
不条理なのである。

それを意図して作ったという…

一体なんなんだ!?

たしかに自分が役者だったら、勝手にストーリーの辻褄を合わせるために改変してしまうかもしれない。
作者は「辻褄なんてどうでもいい!この不条理さを確実に表現してくれなきゃヤダヤダ!」という気持ちだったのかもしれない。

ただ、もしもこの『ゴドーを待ちながら』の舞台が一流の役者たちによって名古屋で上演されるのであれば、観に行ってみたい。
わざわざ新幹線に乗ってまで観に行きたいとは思わないけれど(笑)

この不条理だらけの物語は、何でも答えや結論を急がせる世の中へのアンチテーゼなのかもしれない。
この不条理な展開を耐え忍び、そして自分の頭で「ああでもないこうでもない」と考えることを目的とさせたかったのではないか、とめちゃくちゃ前向きに考えてみたけれども、私はこの本を読み終えるのに2年弱もかかってしまったのが一つの答えではある。

明るく生こまい
佐藤嘉洋