公方俊良著『般若心経 人生を強く生きる101のヒント』

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2006年のマイク・ザンビディス戦前に読んでいた本。
ずっと般若心経に興味があったので勉強になった。

数ヶ月前からこの本を再読していたら、ツイッターでマイク・ザンビディスファンからメッセージが、

そのやり取りをしていたら、久しぶりに見てみたくなってYouTubeで探した。

この試合の翌日、勝利者の特権である取材をこなし、一段落したところで、渋谷のスクランブル交差点にあるスターバックスに立ち寄った。当時はいつもノートを持参していて、そこで書き殴った文章が、おそらく私なりの般若心経だったのかな、と今になって思う。

街を歩く大勢の人々、その一人ひとりに自分だけの物語がある。
皆が「自分」という物語の主役を演じて、人生を歩んでいる。
他の人から見れば、それぞれの物語など別にどうでもいい。
自分は「自分の物語」しか、演じることはできない。

辛いことも楽しいことも「自分の物語」の過程にすぎない。
辛いことがなければ、楽しいことを実感することはできない。

死にたいと思った翌日には、生きてきて良かったと思える日が来るかもしれない。
「かもしれない」可能性は、人生を面白くする。

その翌日には、地獄のどん底に突き落とされるような日が来るかもしれない。
そんな「かもしれない」可能性は、なるべく前向きな「かもしれない」を信じ、踏ん張る。

どうしてもダメなら、諦める。

自分という存在が消えてなくなるとき、「生きてきて良かった。楽しい人生だったな」と苦しい中でも笑い、この世から去りたい。

人は、一人では生きていけない。
行動を起こし、誰かと出逢い、自分を必要としてくれる人、自分が必要だと思う人を作れるか。
誰かに支えてもらうことで、誰かを支えることで、人は生きていける。

生かされている。

私なりの般若心経

明るく生こまい
佐藤嘉洋