この仕事で人生が変わるかもしれないという姿勢

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JKF会員の皆さん、こんにちは。
マネジャーの佐藤嘉洋です。

7月20日は私の中で大きな1日でした。
午前中には『名証IR EXPO 2019』にて大きな講演が、夕方からはJKFの合同ビアガーデンが開かれたからです。

講演は主催の極東証券によって何ヶ月も前から計画され、PRも行われ、大変多くの集客を期待される中で開催されました。
私も大変期待していただいたので、それにはなるべく応えたいと思い、友人知人、ジムの会員さんなどに積極的にお声がけさせてもらいました。

このような大役に抜擢していただいたことを、本当に感謝しております。

落ち込むな! 毎日反省しろ!

しかしながら、集客は相当苦戦したと言わざるを得ません。
会場は200人を軽く超える人数を想定した座席数。
50人くらいの方にはお集まりいただけたものの、期待に応えられなかった自分が情けないですし、まだまだ自分の実力はこんなものなのだと痛感しました。

反省!

ただ、そのあとのビアガーデンに参加してくれた会員さんで、来てくれる予定だった数人が講演の場所がわからなくて帰ってしまったと聞きました。
私自身も最初は迷ってしまいましたので、わかりにくかったことは否めません。
ジムの人が数人来れなかったということは、一般の方も迷った人もいたのでないだろうか、と自分を慰めてもみましたが……いや、嘉洋、道に迷った人が150人もいたとは思えないぞ!
そこに甘えてはダメだ!
道に迷おうが立ち見も出るくらい魅力ある人間に自分がなっていれば、何の問題もなかったのだ!

反省!

集客に関しては期待に応えられず、主催者には大変申し訳ないことをしました。

ただ自分としては、そこに200人いようと、50人だろうと、よしんば1人だったとしても!
同じテンションで話すように心がけています。
目の前の一人ひとりに少しでも明るい気持ちになってもらえたり、少しでも人生のお役に立てられるよう全力を尽くした「つもり」です。

後ろの方には講演やイベントなどに時折来てくれるJKFの会員さんたちがいました。
その中の一人は、いつもは大笑いしてくれるのに、この日に限っては少し渋い顔をしているように見受けられました。
自分は全力を尽くした「つもり」だし、すべての人に楽しんでもらえるように努力をしています。
しかしそれはあくまで理想論であり、当事者が心がける姿勢であり、あくまで「つもり」に過ぎません。
畢竟、すべての人に楽しんでもらうことはできません。

私は、その会員さんを楽しませられなかったかもしれないことを反省していました。

雨男・雨女必見の幸福論

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そして夕方から、JKFビアガーデンが開催されました。
一昨年、昨年と雨天中止でした。
私の日頃の行いは、聖人君子のように清廉潔白ではありません。
それが原因かどうかはさておき、私は超雨男です。

でもね、もう雨男なのを悲観しません。
なんと私は、

「雨が降るとラッキーなことが起こる」

という気持ちを獲得することに成功したのです。
そういう心持ちでいれば、

雨が降ってもラッキーだし、晴れたら晴れたで歩きやすいしラッキー

なのであります!

はたして今回は、雨がいつ降ってくるか心配な空模様ではありましたが、なんとか最後までビアガーデンを満喫することができました。

そこには先ほどの渋い顔をしていた会員さんも来てくれていました。
「今日よかったですよ!」と労ってくれましたが、本心かどうかはわかりません。

「集客ではだいぶ苦労しましたが、目の前にいる人に伝わるように全力でお話させていただきました」

渋い顔をしながらも、最後まで講演を聞いてくれた会員さんが「佐藤さん」と口を開きました。

「僕ね、今日は会場の参加者をずっと見ていたんですよ。
こういう講演会って、少しでもつまらないと席を立ったり居眠りする人が必ず出てくるんだけど……
今日に関しては0でしたよ!
いやあ、素晴らしい講演でしたよ!」

と評価していただいたのです。
ビールを何杯か飲んだせいもあり、私は泣きそうでした。
もう「なにとぞ、なにとぞ~!」なのでございます。

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話題沸騰中のなにとぞ君の「懇願ローリング」!

目の前の人は一人でも、次に繋がる仕事を

主催者からは200人の集客を期待された結果、50人に留まり、結果だけ見たられっきとした敗北。
参加者は希望する人数には至りませんでした。
しかし私は、この日聞きに来てくれた人たちには、きっとご満足いただける話ができたという自負があります。
そう言えるくらいの準備をしてきましたし、本番では全力を尽くしました。

私には、いただいたお仕事一つひとつに対して、必ず心がけていることがあります。
それは、

「この仕事で人生が変わるかもしれない」

という気概です。
20代前半のときにプロとして恥ずべきを仕事をして、ファンをガッカリさせた経験(2018年12月のコラム)をしてから、ずっとそういう気持ちでやっております。
実際、2015年にキックボクサーを引退してから4年経ちましたが、小さな仕事も大きな仕事も、ギャラの少ない仕事も多い仕事も、そしてギャラのもらえない仕事も、露出のあるなしに関わらず、なるべく「この仕事で人生が変わるかもしれない」という姿勢で仕事をやり続けたおかげで、たとえば講演一つとってみても、口コミで少しずつ広まり、徐々に評価も高くしていただき、時間が経つごとにいただける講演料も平均的に上がってきております。

今回の極東証券での講演も、もとは友人であり、JKFの会員でもあり、弊社グループのHPを製作してくれているヒーリングソリューションズの水野さんとのバーベキューがキッカケなのです。
私はいつものようにみんなに笑ってもらえるようなネタで楽しんでもらったのを記憶しております。
そのBBQに参加していた中の一人に投資もしている人もいたようです。
あるとき、極東証券との雑談の中で、「誰か面白い人いないですかね?」という話題になり、私の名前を出してくれたことが発端となったのです。

人生はどこにチャンスが落ちているかわかりません。

きっとどこかで誰かが見ています。
先ほども言ったように、私は清廉潔白ではありません。
一度でも色がつけば、もう真っ白には戻れません(前科はないです)。
だからせめて、

面白そうな人生を過ごしていたい

と心がけております。
人は面白そうなところに集まってくるからです。

 

翌朝、極東証券の支店長から連絡がありました。

「おはようございます。
昨日は来ている人みんなが、生き生きと佐藤さんの話を聞いてましたし、席を立つ人もいませんでした。
我々もお客様の誘導の仕方を完全に失敗したと反省しきりで、もっと段取りが良ければと……

ということで少し早いですが、来年も『名証IR EXPO 2020』での講演をお願いします!」

「ありがとうございます!!」

はい、私ももっとがんばって、笑い話を仕込み、もっと人を集められるように毎日勉強を重ねます!

明るく生こまい
佐藤嘉洋