JKF流スパーリングの心がけ

image-JKF流スパーリングの心がけ - JKF池下

JKF池下で魔裟斗 vs 佐藤嘉洋 実現 (2022)

会員の皆さん、QRコードなどから来ていただき、ありがとうございます。マネジャーの佐藤嘉洋です。

JKFは初心者優先のキックボクシングジムですが、希望者はスパーリングも選択できます(当ジムのカリキュラムをすべて習得した方に限ります)。

JKFでのスパーリングの大前提は、うまい方が相手に合わせる、です。これを常に意識してください。まずはパワー、スピード共に1〜3割程度に抑えてください。本気ではやれません。怪我、特にバッティングにはくれぐれも気をつけて。

スパーリング5つのポイント

① 技の当たる距離で戦う
② 顔面パンチは寸止め
③ スピードを合わせる
④ ディフェンス重視
⑤ 一方的に攻撃しない

以下、理由を説明していきます。

image-JKF流スパーリングの心がけ - JKF池下

① 技の当たる距離で戦う

実戦と同じ距離で戦うことで距離感を養えます。近すぎても遠すぎても、うまく戦えません。経験を重ね、距離感を身体に染み込ませましょう。距離感の習得は、日常生活にも役立ちます。

② 顔面パンチは寸止め

顔面パンチは寸止め+拳を握らないようにしてください。止めたつもりでも、相手が前に出て仕方なく当たる場合もあります。顔以外は軽くなら当てても大丈夫です。

③ スピードを合わせる

相手が1のスピードにも関わらず、自分が2や3のスピードで攻撃すれば当たりますが、それは本当の技術ではありません。当たらないからといってムキになっても上手くなれません。攻撃と防御を同じスピードでやることで、戦略性も増し、ゲーム感覚で楽しめます。

④ ディフェンス重視

まずはやられないこと、が肝心です。防御意識を高く持てば、怪我のリスクも軽減できます。また、クリーンヒットしているのに反撃するのは止めましょう。食らったことを謙虚に認め、いったん距離を外して仕切り直しです。

⑤ 一方的に攻撃しない

どちらが勝った負けた、という目先の勝負にこだわるのはやめましょう。技術差、体格差を活かして相手を圧倒することもありえません。技術が上の人は、相手の技術を引き上げるくらいの気持ちでお願いします。

以上5つのポイントを押さえて、老若男女問わずに楽しめるスパーリングを行なっていただけたら幸いです。ハイレベルな攻防は、軽くでも見ていて面白いです。JKFは、実戦で証明された技術で、キックボクシングを一同で楽しむことに主眼を置いています。

おまけ 魔裟斗 / 鈴木秀明 / 佐藤嘉洋

以下は、2022年10月にJKF池下に来てくれた魔裟斗さんとのスパーリング。一生の宝物になりました。また、数年前に鈴木秀明先輩と15年年以上ぶりにスパーリングで対話しました。キックボクシング、面白いです。

 

vs 魔裟斗

vs 鈴木秀明

【JKFスパーリング禁止技】
拳を握った顔面パンチ
制御の効かない技(勢いのあるハイキック、飛び膝、後ろ回し蹴り、バックブローなど)
力を込めた足払い
キャッチからのこかし
執拗な首相撲
肘打ち
顔面への膝蹴り
逆関節攻撃
目潰し
金的
関節技
寝技
キャッチしたまま2回以上の攻撃

【必須装備】
マウスピース、膝当て、ファールカップ(男性のみ)
※上前津のTOYOデンタルクリニックで、オーダーマウスを特別価格で作れます。「JKFの会員です」とお伝えください。

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