禍福は糾える縄の如し。コロナ禍をコロナ福に。
実は私、コロナ禍に陥ってからというもの、 全日本潔癖症協会に入会しまして。日夜身の回りの清潔を心がけ、そこそこの綺麗好きになってしまったのであります。
過去の私は「手洗い」すらあまりしない野蛮人でした。「やれ」と言われるから「仕方なくやる」くらいの回数しか手を洗っていませんでした。お恥ずかしい限りでございます。
そして私は「疲れたら風邪を引く」と勘違いしていたのです。ほとんどの風邪は、ウイルスの仕業です。疲れていても、鼻の奥や喉などにウイルスがいなければ、ほとんどの風邪は引きません。
年中ウイルスに感染!?
私はこの40年近く、相当な数のウイルスに感染してきたことでしょう。いや、無症状を含めたら年中感染していたのかもしれません。
2019年までは「ウイルスなんて自己治癒力で一つずつ克服していけばいいんだ」と考えていました。けれど、年に何度か風邪を発症して無事生還し、いくつかのウイルスを克服したところで、浜辺の砂を何粒か持って帰るのと同じようなこと。自然を舐めた傲慢な考えでした。これからは反省し、風邪で寝込む日を少なくして元気に過ごす日を多くしたいです。
その反省の中で心に決めているのが、手洗いと汚い手で顔を触らないの2点。風邪を1年以上も発症しなかったなんて、人生で初めてのことでした。これらを徹底するだけで、ウイルスに感染する回数は大分減るはずです。まさにコロナ福。
長年見て見ぬフリをしていた親知らずも、昨年9月から2ヶ月かけて1本ずつ、最後は入院してまで抜歯しました(現物のぶる〜と通信Vol.155参照)。残念ながら向井理さんには近づけませんでしたが口内環境は健康そのものに。あの嫌な痛みや腫れに悩まされることも二度とありません。またまたコロナ福。
ついでに毛も要らねえやと思って脱毛もしました。はいコロナ福。禍福は糾える縄の如し (本号12P参照)。コロナ禍をコロナ福に。
ガッズゥィーラ(石原さとみ風)
緊急事態宣言も何度か発令されるようになりました。私の中での緊急事態宣言は、GODZILLA上陸くらいの重みでした。
しかし有事になって何度も発令されるようになると「ああ、そろそろかな」と慣れてきてしまうものだから、人間というのはたくましいですね。
私の周りの人たちは、適切に気をつけながら笑顔ある日常に戻りつつあります。ジムの会員さんも、ぶる〜と整体院の患者さんも協力していただき頭が下がる思いです。
ひっくり返った世の中は、そうそう元には戻りません。ある程度受け入れて前に進むしかありません。だから私は「ただじゃ終わらねえぞ。いつか必ず」という気持ちを持って生きています。
毎日辞書を読み、働き、キックボクシングで運動して、ひどくなる前にマッサージして、辛いこともありますが、それなりに楽しく過ごしています。
ジム創立以来最悪の
昨年第一波のときに槍玉に挙げられたのがスポーツジムでした。一国の長が、業種を特定して発言することの影響力に大変驚かされました。
JKFもご多分にもれず、その煽りをモロに食らう形に。ジム創立以来、最悪の落ち幅でした。しかしながら、周りの方々や行政にも助けられたおかげで雇用も守られ、スタッフも成長しました。感謝しております。
売上はまだそこまで伸びていませんが健闘はしていると思います。今の感じなら数字はじきに追いついて来るでしょう。気は抜かないよう気は楽に。
日本のすべての風邪(インフルエンザ、新型コロナウイルスなどを含む)を発症した人の総数は、驚くほど減少しているのでしょう。
私はコロナ禍で、素晴らしい習慣を身につけました。そして40年近く、多くのウイルスと戦い打ち克ってきました。これからは自分の身体を労ってやります。以下に佐藤嘉洋健康宣言五カ条として残します。
①手洗いをちゃんとする
②汚い手で顔を触らない
③週に2回くらい運動する
④疲れたら風呂に入って寝る
⑤たまには風邪を引く
禍福は糾える縄の如し。コロナ禍をコロナ福に。適切に気をつけながら笑顔ある日常に。
と、全日本潔癖性協会の末端の私が偉そうに申し訳ありませんでした。ちなみに当協会は、架空の団体です。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
明るく生こまい
佐藤嘉洋