筒井美希著『なるほどデザイン』

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書店でベストセラーとしてピックアップされていたので購入。
女性らしさのあるデザイン本だった。
男性社会で生きてきた私にはうってつけである。

女性は嗅覚もさることながら、色彩感覚にも優れる人が多い。
微妙な色の使い方は難関だったが、微妙な色の違いをわかっていない私には大変勉強になった。

神は細部に宿る

一番勉強になったのは、「神は細部に宿る」という言葉。
著者によると、もともとは建築デザインの世界で生まれた言葉らしい。
デザインに限らず、細かい一つひとつの作業によってオーラが醸し出されると信じている。

同じ言葉を発するにしても、それまでの下準備や努力で、受け手の感じ方も変わるはずだ。
私は文章を書くのも好きだが、編集にかける時間の方が長いくらい。
書きっ放しの文章には勢いはあるが、読みづらいことも多い。

愛も必要

デザイナーには「愛」も必要なのだと言う。
愛を知る県在住として嬉しい(笑)

「これには愛がこもっているね」という言葉もよく聞く。
しかし現在は、愛自体を科学的には証明できていない。

愛だとか神だとか、現実主義の人には笑われてしまうようなことを、自分なりに掘り下げていきたい。

デザインを勉強し始めて一年。
そのアウトプットの権化であるブルート通信も毎号修正点を加えてリニューアルし続けている。
2022年6月配布開始のブルート通信vol.173は、過去最高の出来である(毎号言っている気がする)。

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しかしながら、人気コーナーなにとぞグルメ紀行のレイアウトは修正の余地あり。
ということで、過去最高の出来だと自信を持って入稿しても、現物が出来上がってこれば、まだまだ反省点は多く見つかる。
つまり、自分はまだまだ成長できる、ということなのである。