人生を面白くする本物の教養 出口治明

著者は自分で考えることの大切さを説く。

確かにそうだ。

自分で何も考えられなかったら、ルールを定めた者の奴隷になることになる。

法をすべて遵守していれば、すべてが正しいという思考に陥る。

極論、法が殺人を是認すれば、簡単に人を殺してもいいということだ。

「あの人は私たちの考えとは違うから排除しなくてはなりませんよ」と狂った指導者の進言をそのまま受け止めることになる。

それがつまり、戦争に繋がる。

ものすごく勉強はできても、自分の頭で考えることができなければ、最悪、法を守るために、愛する者を見殺しにすることになる。

法を守ることは大切だが、すべてではない。

自分で考える力、つまり『自考力』を身につけるために、私は読書を続ける。

読書…(研究調査や受験勉強の時などと違って)一時現実の世界を離れ、精神を未知の世界に遊ばせたり 人生観を確固不動のものたらしめたりするために、(時間の束縛を受けること無く)本を読むこと。(寝ころがって漫画本を見たり 電車の中で週刊誌を読んだりすることは、本来の読書には含まれない)

#辞書の旅

 

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