松本大輔著『面白いほどわかる! クラシック入門』

image-松本大輔著『面白いほどわかる! クラシック入門』 | 名古屋池下のキックボクシングフィットネスジム

武田邦彦先生主宰の『情報の会』のメンバーには、各分野のスペシャリストが集って情報を交換する貴重な勉強会である。
私はもちろんキックボクシングのスペシャリスト。
当然格闘技の話をすることもあるけれど、もっぱらの出番としては『情報の会』の初めの『#辞書の旅』である。
先日は初めて動画撮影も行った。
武田先生との命の激論である。

その中の一人である松本大輔さんは、クラシック音楽のスペシャリスト。
何冊も本を上梓しているが、2020年も新著が出たということで購入させていただいた。
松本さんのクラシックのお話は何度か聞いていて、ときにはスピーカーから流れるブラームスの交響曲第一番終章を聴きながら涙したこともある。

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第二次世界大戦中(直後?)のベルリンの市民たちは、がれきを掻き分けてでもコンサートを聴きにいったという。
フルトヴェングラーという指揮者の鬼気迫る表情が思い浮かぶコンサートホール。
栄養失調か、市民の健康状態も芳しくないのであろう。
曲間には観客たちの乾いた咳も聞こえる。
本来無音がふさわしいであろうクラシックのコンサートホール。
しかし私は、その時の情景を思い浮かべると、その咳でさえもが楽器の一つに聴こえるのである。

音を楽しめば、音楽なのだ。
自分の心持ち一つではないか。

本の中で、若かりし頃の松本さんは、能動的に音楽に向き合っていると感じた。
最初は何が何だかわからなくても、時を置いたり、諦めずに何度も聴き直したり。
クラシックに限らず、最初に少しわかりづらいと「もういいや」とそこで放り出す人も多い。
この「わかるまでがんばる」という姿勢は、面白い人生を送る上で必要不可欠だと信じている。

「興味を持つ」という尊い感情を持つことは、人生でいくつもないだろう。
「これは」と思ったものは、そう簡単に手放してはならない。
まずは、がんばって3年は続けてみるべきだ。

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2018年には、松本さんが主催した春日井でのイベントにも出演させていただいた。
JKF(ジャパンキックボクシングフィトネス)の会員さんや知人も何人か来てくれた。
有り難い話である。

と、いうことで、フルトヴェングラー指揮のブラームス交響曲第一番を全編聴きながら文章を書きました。

明るく生こまい
佐藤嘉洋